不動産用語辞典

アイドルタイム あいどるたいむ
来客数が少なくなる時間帯のこと。

15時前後

アペリティフ あぺりてぃふ
食事の前に飲むお酒のこと。食欲を増進させる効果がある。
粗利益 あらりえき
売上金額からFL費を差し引いた額。

粗利

売上総利益、荒利益

イートイン いーといん
店舗内で飲食できる形態のこと。
一括貸し いっかつかし
ビルなどの複数部分をまとめて貸し出すこと。
イニシャルコスト いにしゃるこすと
開店当初に必要な費用のこと。設備・什器・備品などを購入に充てる費用。
居抜き物件 いぬきぶっけん
前のテナントの設備・家具・調度などが残っている物件のこと。

居抜き

メリット

  • 開業資金が削減できる
  • 開業準備に時間がかからない
  • 以前のお店の常連客がそのまま自分の店舗の客になってくれることもある

デメリット

  • オリジナル性を出しにくい
  • 場合によってはスケルトン物件より費用がかかる(修理費、撤去費、設置費など)
  • 以前の店の評判で集客しにくくなる可能性がある
違約金 いやくきん
契約違反した者が相手方に対して支払う金銭のこと。
エチケット えちけっと
礼儀作法のこと。または、名称・生産地・ブドウの品種などが記されているワインのラベルのこと。
オープンキッチン おーぷんきっちん
調理している様子が客席から見えるように配置されたキッチンのこと。お客様を楽しませる効果がある。
オープンマーケット おーぷんまーけっと
一般的には解放された市場のことを指すが、不動産では物件情報を広く公開することを指す。
オステリア おすてりあ
イタリアにおいて料理とお酒を楽しむところ。日本でいう居酒屋のようなもの。
オペレーション おぺれーしょん
店舗を運営する作業全般のこと。主として接客と調理に分けられる。

解約 かいやく
意思表示で、組合や雇用、賃貸借、委任などの契約関係を消滅させること。
解約手付 かいやくてつけ
手付の一種。手付の放棄等によって、任意に契約を解約することができる手付のこと。
貸主 かしぬし
不動産の賃貸借契約で、不動産を貸す人あるいは法人のこと。
カフェテリア かふぇてりあ
並べられた料理をお客様自身で盛り付けて食事するセルフサービスのレストランのこと。
借主 かりぬし
不動産の賃貸借契約で、不動産を借りる人あるいは法人のこと。
キーテナント きーてなんと
テナントの中でも特に専有面積や収容人数が多い物件のこと。

核店舗など

キッチンレイアウト きっちんれいあうと
厨房の設備などの配置。調理人の動きや食材の温度管理にとって最適になるようにする。
客単価 きゃくたんか
お客様一人あたりの平均売上高のこと。
キュービクル きゅーびくる
発電所から変電所を通じて送られてくる6,600Vの電気を100Vや200Vに変圧するための装置のこと。高圧受電契約を利用するために必要となる。
給与収入 きゅうよしゅうにゅう
会社員が勤務先から受ける給料や貸与等の支払額の総額のこと。給与職控除額はこれに含まれるが、通勤手当や旅費などは含まれない。源泉徴収票においては「支払金額」の欄に記載される。
給与所得 きゅうよしょとく
会社員が勤務先から受ける給料や貸与などの総額である給与収入から給与所得控除を差し引いた金額のこと。源泉徴収票において「給与所得控除後の金額」にあたる。
給与所得控除 きゅうよしょとくこうじょ
給与収入から差し引くことができる金額のこと。会社員の食税や住民税等を算出するときに使われることが多い。個人事業主は収入を得るために必要とされた経費を差し引くことができるが、会社員の場合はほとんどが必要経費を差し引くことができない。給与所得控除の金額は、給与収入の額に応じて異なっており、給与収入額が多いほど控除額が少なくなるように定められている。
共益費 きょうえきひ
賃貸の集合住宅等で、家賃とは別に毎月支払うもので、借家人が共同で使用したり、 利用する設備や施設の運営及び維持するために要する費用のこと。

共用部分の電気代、共用灯の保守・交換代、共用部分の水道代、エレベーターの電気代、 定期点検代など

クッキングヒーター くっきんぐひーたー
電力で加熱するコンロのこと。
グランドメニュー ぐらんどめにゅー
常時提供できる基本メニューのこと。
グリーストラップ ぐりーすとらっぷ
厨房からの拝趨に含まれる油分を分離させ、下水道に流さないようにするための装置のこと。
クレンリネス くれんりねす
清潔。外食ビジネスにおいて重要な三要素(他はクオリティ・サービス)のひとつ。
軽飲食 けいいんしょく
本格的な調理を伴わず、酒や珈琲などの飲物を主として提供することを目的とした飲食業種のこと。食物について全く提供しない、あるいは、乾き物やサンドウィッチ等の軽食、 温めるだけで提供できるものを取り扱うことが多い。

カフェ、バー、スナックなど

契約金 けいやくきん
契約が成立した際に発生する、売り手に足して支払う金銭のこと。
減価償却費 げんかしょうきゃくひ
設備などの固定資産のうち、価格が減少した分を償却する、会計上の費用のこと。
原状回復 げんじょうかいふく
物件を解約して引渡す際に、契約時の状態に戻すこと。

現状復旧

原状回復費用 げんじょうかいふくひよう
物件を解約して引渡す際に、契約時の状態に戻すためにかかる費用のこと。居抜きで募集することで、その負担を軽減することができる。
源泉徴収 げんせんちょうしゅう
給与や報酬などを支払った者が徴収して納付する仕組みのこと。源泉徴収された所得税額は、源泉分離課税される利子所得等を除き、年末調整や確定申告で生産されることとなる。
高圧受電契約 こうあつじゅでんけいやく
単価を安く大量の電気を使用する事業所向けの契約方式のこと。
固定費 こていひ
売り上げに増減にかかわらず必要な経費のこと。

賃貸料、支払金利、租税公課など

コンビオーブン こんびおーぶん
スチームとコンベクションの両方の機能を持ったオーブンのこと。
コンベクションオーブン こんべくしょんおーぶん
熱風を発生させて調理することができるオーブンのこと。

コンベクション

サービングタイム さーびんぐたいむ
注文を受けてからお客様に料理を提供するまでの時間のこと。適切な仕込みを行なっている場合、短縮することができる。
雑排水 ざつはいすい
厨房や洗面、洗濯など、トイレの汚水や雨水以外の排水のこと。
サブリース さぶりーす
管理会社が不動産の所有者から借り上げられた物件を使用者に賃貸する方式のこと。

転賃借

事業計画書 じぎょうけいかくしょ
開店・開業を実現するための具体的な行動を示す計画書のこと。事業コンセプト、事業概要、市場環境、強豪調査、売上計画、収支計画、投資・資金調達計画(開業資金調達計画)などをまとめる。
下見 したみ
物件を事前に見て調べておくこと。
重飲食 じゅういんしょく
厨房を備えて火を扱い、保管区的な調理を行う飲食業種のこと。「油」や「匂い」、「煙」が多く出る。

焼き鳥、焼肉、ラーメン、中華、カレーなど

什器 じゅうき
室内に設置される機器全般のこと。
重要事項説明 じゅうようじこうせつめい
契約に関する重要事項を消費者に説明すること。宅地建物の取引においては宅地建物取引主任者による説明が義務付けられている。
重要事項説明書 じゅうようじこうせつめいしょ
重要事項説明を行う際、説明の内容を記載し、当事者に交付する書面のこと。
商圏 しょうけん
対象とする顧客が含まれる、空間的地理的な範囲のこと。
商号 しょうごう
個人商人や会社が営業を行うにあたって自己を表示するために使用する名称のこと。いわゆる「会社名」で、特許庁に出願して商標登録する必要がある。更新は必要ない。
乗降客数 じょうこうきゃくすう
ひとつの駅やバス停の一日あたりの乗客数と降車数を合計した数のこと。乗り換えのために通過される駅など、商圏の大きさと比例するとは限らない。
商標 しょうひょう
商品やサービスを提供する際に使う文字や図形、記号などのマークのこと。商号と同じく、特許庁に登録申請を行う必要がある。保護期間は10年なので、更新する必要がある。

トレードマーク、サービスマークなど

食品衛生責任者 しょくひんえいせいせきにんしゃ
食品の調理や販売営業を行う際、食品衛生責任者養成講習を受講したものの中から選任しなければならない担当者のこと。食品衛生法に定められた許可営業車によって選任され、保健所に届け出ることとなっている。飲食店、喫茶店などの調理営業や販売業等に必要である。
水道光熱費 すいどうこうねつひ
電気・ガス・水道などのコストのこと。

ユーティリティコスト

スケルトン物件 すけるとんぶっけん
床や壁、天井の内装、家具・設備などが一切無い建物の躯体だけの状態の物件のこと。

スケルトン

メリット

  • 設計やデザインの自由度が高い
  • 店舗の工事中に注目が集まる
  • 清潔できれいな店舗になるため好印象を与えられる

デメリット

  • 設計やデザインに費用や時間がかかる
  • 物件取得に費用がかかる
スチームオーブンレンジ すちーむおーぶんれんじ
蒸気を発生させて調理することができるオーブンレンジのこと。

スチーム

スチームコンベクションオーブン すちーむこんべくしょんおーぶん
スチームとコンベクションの両方の機能を持ったオーブンのこと。

スチコン

セントラルキッチン せんとらるきっちん
チェーン展開している飲食店や病院、レストラン等が、店舗内とは違う場所で集中して大量に調理する施設のこと。
造作譲渡 ぞうさくじょうと
前賃借人の所有する造作を次の賃借人が有償または無償で譲り受けること。

メリット

  • 前賃借人は原状回復費用を節約することができる
  • 次賃借人は初期費用が抑えられる

デメリット

  • 中古品なので性能保証や故障時のアフターサービスがない
造作費用 ぞうさくひよう
店舗にある造作物にかかる費用のこと。
造作 ぞうさく
物件に最初から設置されているものではなく、入居した人が取り付けたもので取り外すことができるもののこと。

家具(テーブル、椅子など)、設備(エアコン、カウンターなど)、厨房、シンク、床、壁、 天井、照明など

損益分岐点 そんえいきぶんきてん
ある地点を上回ると利益になり、下回ると赤字になってしまう売上高のこと。損益分岐点売上高=固定費÷{(売上高-変動費)÷売上高}で算出することができる。

チェストフリーザー ちぇすとふりーざー
上部に開閉口を備えた冷蔵庫のこと。開けたときに冷気が漏れるのを防ぐことができる。
仲介手数料 ちゅうかいてすうりょう
賃貸借契約を結ぶ際に不動産側が受け取る報酬のこと。
賃発 ちんぱつ
賃料発生日のこと。原則として賃料の支払いが発生する日から建物の使用を開始することができる。
つぼ
土地や建物の広さを表す単位。1坪=約3.30578m²。
抵当権 ていとうけん
金融機関が不動産を担保に融資する際に設定される担保物権のこと。抵当権者に引き渡さなくてよいので、所有者はその不動産を抵当権設定後も使用することができる。
テナント てなんと
本来は、貸借契約のもとで家屋や貸店舗を借り受ける借家人のことを指すが、 日本語では「貸店舗」と同義語になっており、「貸しテナント」のように使用される。主にビルやマンション、百貨店、ショッピングセンター、鉄道駅の構内などの一部の区画を 借りて行う店舗のことを指す言葉として用いられるのが一般的。
デリカテッセン でりかてっせん
惣菜やハム、チーズなどを扱う商店のこと。量り売りの場合も多い。

デリ、デリカ

店舗併用住宅 てんぽへいようじゅうたく
店舗と住宅が合わさった家屋のこと。
登記簿 とうきぼ
法に定められた一定の事柄が記載された帳簿や台帳のこと。従来は、バインダーに閉じられた登記用紙の帳簿を指していたが、2005年(平成17年)3月7日に施行された不動産登記法で、磁気ディスクなどをもって調製される帳簿を指すことが原則となった。
動線 どうせん
従業員や利用客が移動するときに通ると想定される経路のこと。店舗内のレイアウトを決める際に考慮される。
動力 どうりょく
工場や店舗等で主に使用される低圧電力(200V)のこと。電気料金を抑えるため、業務用の冷蔵庫やエアコン等で利用される。
トラットリア とらっとりあ
イタリアの庶民的なレストランのこと。
トランス とらんす
変圧器。電気が不足している場合増設したり交換したりする。

内覧 ないらん
建物の内部を実際に見て、募集図面だけでは分からない部分や、現況と異なっていないか確認すること。

内見

根抵当権 ねていとうけん
不動産上に設定された担保物権のこと。債務者は一定の限度内で借り入れをすることができる。

バッシング ばっしんぐ
お客様が食べ終えた皿や飲み終えたグラスを客席からさげること。
バール ばーる
イタリアのカフェ。ワインやエスプレッソなど様々なタイプのメニューを扱う。
パントリー ぱんとりー
レストランではキッチンとホールの中間にあるスペースを、ホテルでは収納庫、住宅では食品庫を意味する。
ビアガーデン びあがーでん
屋外や建物の屋上などに多数のテーブルを構え、そこでビールやおつまみ等を提供する店舗のこと。時期限定で夏にオープンしていることが多い。
ビアホール びあほーる
ビールを中心に提供する飲食店のこと。店舗内で提供されるため、一般的に季節を問わずオープンしている。
ビストロ びすとろ
フランスにある、気軽に利用できる小さなレストラン。日本では洋風居酒屋を指すことが多い。
ビルイン型店舗 びるいんがたてんぽ
ショッピングセンターやデパート、駅ビルなどのテナントとして出店されている店舗のこと。
ファサード ふぁさーど
建築物を正面から見た外観のこと。
フードコート ふーどこーと
ショッピングセンターなどに設けられている、セルフサービス形式の飲食店が集合したスペースのこと。
ブラスリー ぶらすりー
フランスの食事もできるビアホールのこと。
フランチャイズ ふらんちゃいず
同一のマークやイメージ、品揃えで、複数の店舗がチェーン展開する営業形態のこと。
変動費 へんどうひ
売上の増減に応じて変動する費用のこと。

食材費、光熱費など

防火管理責任者 ぼうかかんりせきにんしゃ
消防法に基づいて防火上の管理や予防、消防活動を行う者を指す。建物の収容人数が一定数以上いる場合、消防法に定める国家資格を有している者の中で、防火上必要な業務を適切に遂行でき、従業員を管理・監督・統括できる地位のある者を選任する必要がある。危険物、地震、津波、火山等に関する知識も必要である。
保証人 ほしょうにん
債務者が債務を履行できない場合、代わりに履行する債務を負う者を指す。契約者が支払いができなくなった場合、代わりに支払わなければならない。
保証金 ほしょうきん
賃貸借契約を結ぶときに貸主へ預け入れるお金のこと。未払い賃料や解約時の原状回復費用に充てられる。
保証金償却 ほしょうきんしょうきゃく
解約しても保証金が返還されないこと。一般的に貸主が行う建物の修繕に充てられる。
ホスピタリティ ほすぴたりてぃ
おもてなし。ホテルやレストラン、テーマパーク等、人を人として大切に扱うサービス業で求められる。
ボランタリーチェーン ぼらんたりーちぇーん
組織化された、独立している多数の小売業者の集まりのこと。材料を安く仕入れることができるなどの利点がある。

任意連鎖店、自発的連鎖店

前家賃 まえやちん
賃貸借契約を結ぶ際に入居前に必要となる賃料。
マリアージュ まりあーじゅ
ワインと料理の食べ合わせを示すときに使われる言葉。フランス語で「結婚」を表す言葉が由来。

有効面積 ゆうこうめんせき
テナントビルやマンションなどの区分所有建物の場合、専有部分面積を指す。
ユーティリティコスト ゆーてぃりてぃこすと
電気・ガス・水道などのコストのこと。

水道光熱費

ランニングコスト らんにんぐこすと
事業を継続するにあたって発生し続ける費用のこと。
リース りーす
リース会社が購入した機械設備などを、長期にわたって利用者に賃貸する取引のこと。
リストランテ りすとらんて
イタリアレストランの中で高級な店を指す。有名なシェフがいたり、ドレスコードがありコース料理を注文したりするのが一般的。
リノベーション りのべーしょん
建物に付加価値を与えることを目的とした大規模改修工事。

リノベ

レセプション れせぷしょん
開業やリニューアルを機に関係者を招き開かれるパーティーのこと。
ロードサイド型店舗 ろーどさいどがたてんぽ
幹線道路など通行量が多い道路の沿線において出店される店舗。自動車での利用客が多い。特に都市郊外に立地しているものを指すことが多い。

ワークトップ わーくとっぷ
キッチンのフロアキャビネ途上に取り付けられた作業台のこと。

カウンタートップ、天板

ABC分析 えーびーしーぶんせき
メニューなどを分析する手法。全体の売上高の上位75%をA群、20%をB群、5%をC群に分類し、メニューを入れ替える場合の検討材料とする。
FL費 えふえるひ
食材費と人件費を合計した費用。
RC あーるしー
鉄筋コンクリートを用いた建築の構造。補強されたコンクリート(Reinforced-Concrete)の略称。強固で揺れが少ない特徴を持つ。
えす
鉄骨を用いた建築の構造。Steelの略称。木材より強度が高く、鉄筋コンクリートより単位重量が軽い。そのため、柱の本数を少なくすることができる。
SRC えすあーるしー
鉄骨鉄筋コンクリートを用いた建築の構造。鉄骨で組んだ構造部分と、コンクリートで作られた型枠で一体構造にする。鉄筋コンクリートに比べて耐震性等に優れているが、コストが割高。高層建築物に用いられることが多い。
VE率 ぶいいーりつ
製品やサービスの価値を、機能やコストの関係を考慮した、より優れた提案のこと。ValueEngineeringの略称。